Image copyright Getty Images Image caption マスクをしてアマゾンの荷物を届ける配達員

米アマゾンは13日、最大7万5000人を新たに雇用すると発表し、新型コロナウイルスによる経済停滞で仕事を失った人に応募を呼びかけた。

米アマゾンはまた、必需品以外の販売制限を緩和する考えを明らかにした。

同社は先月、従来の利用者からの食品や医療品の注文に対応するため、アメリカで約10万人を採用した。それでも、新規利用者からの注文が処理しきれない状態だという。

新型ウイルスの流行を受けた都市封鎖(ロックダウン)の影響で、アメリカでは数百万人が仕事を失っている。失業保険の申請件数は1600万件を超えている。

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アマゾンは同社ブログで、新規雇用がサービス、外食、旅行などの業界で働いていた人々の支援につながる可能性があると説明。

「仕事がない人が、状況が通常に戻り、以前の雇用者に再雇用されるまで、アマゾンに加わるのを歓迎する」とした。新規に雇う人は全員、倉庫業務を担当するという。

アマゾンの取引の大半は、外部の販売業者の出品した商品が占めている。同社は今後、外部業者による必需品以外の商品の販売を増やすという。

アマゾンは、「製品の優先取り扱いと従業員保護を続けるため、製品の量は制限する。同時に、多くの販売パートナーが商品を私たちのところに発送できるようにする」との声明を英紙フィナンシャル・タイムズに出した。

倉庫従業員が抗議

アマゾンに対しては、倉庫で働いてきた従業員らから、倉庫における感染予防が不十分ではないかとの抗議の声が上がっている。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、アマゾンの50カ所以上の事業所で新型ウイルスの感染者が確認されているという。

アマゾンは先月、安全対策不足を理由に同社への抗議行動を組織したニューヨークの倉庫従業員を解雇している。

しかしアマゾンはブログで、検査の拡大や清掃、社会的距離の維持などによって、世界中の同社事業所で職場環境を変えていると説明。防護具を支給し、体温の測定を始めたとした。

(英語記事 Amazon hiring spree as orders surge under lockdown)